KENWOOD TS-430V



はじめに

WARCバンド送信改造
出力調整(QRP仕様)
AM送信
SSB出力コントロール
IF SHIFT調整
パワーメーター調整
Sメーター調整
CWオフセット/サイドトーンピッチ変更
AGC改善
ノイズブランカー改善
AMフィルター
中波のアッテネーター

Tips

リンク集


はじめに

 開局する際、無線機の選定はTS-430VにするかFT-757SXにするか、ずいぶん悩みました。結局AM送信やコンピュータ制御ができるFT-757を選択しましたが、TS-430はずっと気になっていた無線機でした。そのTS-430Vを入手し、改造・調整する機会に恵まれましたので、ここに記録していきます。

 

改造・調整は自己責任で

 ハードウェアの調整・改造は自己責任でお願いいたします。このサイトをご覧になって同様の対応をなさった場合、メーカーのサポートが受けられるとは限りませんし、なんらかの損害・怪我等が発生しても、筆者は責任を負いません。


WARCバンド送信改造

 入手したTS-430Vは、10MHzは送信可能ですが、18/24MHzは送信禁止状態になっています。確かWARCバンド送信禁止措置を解除するにはダイオードを外すタイプが一般的だったはず、とネットを検索しても、ゼネカバ送信の方法ばかりでなかなか見つかりません。日本とアメリカのメーカーサイトからマニュアルをダウンロードしても改造に関する記述はありませんが、W5JJLのサイトにあるマニュアルSP9HZXのサイトにあるマニュアルには記載がありました。

   

 よく読まずに「ダイオード」の記憶/先入観から、D66とD67の足をカットしました。D68は最初からありませんでした。早速送信してみましたが、18/24MHzどころか10MHzまで送信できなくなりました。なんでやねん(笑)。ダイオードの番号を間違ったかと思ってマニュアルを読み返して、そこでジャンパーの記述に気が付きました。D66/D67/D68の近くに白い線のジャンパーピンがあります。これを抜いてみましたが、相変わらず送信不可。まぁ、ダイオードをカットしているのでそういうこともあるでしょう。D66をつないでみると3バンドとも送信できるようになりました。D67もそのままにしておくのは気持ち悪いので修復しておきました。

 少々マニュアルと異なる挙動でしたが、マニュアルと回路のバージョンが合っていなかったのかもしれません。いずれにせよ、無事WARCバンドで送信できるようになりました。


出力調整(QRP仕様)

 入手したTS-430Vは、全バンドで15W程度の出力がありました。今回は10WではなくQRP仕様の5Wに調整することにしました。SP9HZXのサイトにあるサービスマニュアルを参考に、フィルターユニットのVR1で出力を調整しました。マニュアルには20mで調整するように書かれているのですが、10mの出力が一番小さくなるため、29MHzで5Wになるように調整しました。これで各バンド5W〜6Wになりましたので、あとは運用時にCARで調整します。


AM送信

 今回TS-430Vを入手するにあたりいろいろ調べていて初めて知ったのですが、国内向けのTS-430はAM送信に対応していませんが、海外向けは対応しています。国内向けもAM送信できていたら、もしかするとFT-757SXではなくTS-430Vを選択していたかもしれません。

 さて改造方法ですが、IFユニットのD56(24番のコネクタの近く)をカットすれば、AMで送信できるようになりました。変調は要調整のようですが、マイクがないのでまだ確認できていません。

参考: GP工房 「ケンウッド TS-430V」 (2016-08-27 16:26:40)


SSB出力コントロール

 TS-430VもFT-757SXも基本的にSSBの最大出力は10Wですが、FT-757はダイオードだか何かをカットすることでDRIVEで最大出力を調整することができました。TS-430VもIFユニットのR178 (CWフィルターの近く)をカットすると、CARで調整できるようになります。

参考: Kenwood TS 430 RF output control mod


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2017年8月


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